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歴史遺産の数々が密集している、中東で最も旅しやすい国


ヨルダン旅行のうれしい点は短い期間で3つの世界的な観光地を訪問できることです。インディージョーンズの舞台になった世界遺産の渓谷の要塞、ペトラ遺跡の観光。標高マイナス400mの生物が住めない死の海、死海にて浮遊体験。映画「アラビアのロレンス」の舞台でもあるそそり立つ岩山が美しい大砂漠、ワディラムでの砂漠サファリ。日本出発の夜行便を利用して仕事終わりに、最短6日間でこれらの見どころは網羅できます。もちろん長めの滞在でも広大なペトラ遺跡では2泊、ワディラムでは砂漠キャンプで美しい星空を眺め、死海ではバカンス気分で高級リゾートで宿泊など様々な楽しみ方も可能です。ほかにもローマ遺跡が残るジェラシュや港町アカバ、それに首都アンマンもぜひ訪れていただきたいポイントです。

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ペトラ遺跡
Petra
二千年以上時が止まったままの
美しきバラ色の都市

アンマンから車で3時間あまり、ぺトラ遺跡は映画「インディ・ジョーンズ<最後の聖戦>」の舞台となったバラ色の神殿で有名です。その人気はシリアのパルミラ遺跡、レバノンのバールベック遺跡を並んで中東の3大遺跡に数えられるほど。紀元前、ナバタイ人の王国として栄えた古代都市。荒涼たる砂漠の中にあって、シークと呼ばれる岩の割れ目を延々と歩いていくとやっとのことでたどり着く巨大な神殿「エル・ハズネ」。1枚岩をくり貫いて彫り上げられた造形美は驚くほどのインパクトを与えてくれます。


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死海
Dead Sea
地球上で最も低い場所で
摩訶不思議な自然の奇跡を体感。

死海はその場所自体が巨大なヒーリングスペースと呼ばれています。いわゆる癒しの場所。海抜がマイナスで酸素濃度が高く、普通の海水の8倍という27%もの塩分含有量とミネラル豊富な死海の水は、体をプカプカ浮かせる上、殺菌力やリラックス効果、アレルギーを治癒する効果まであると言われています。旧約聖書やコーランにも死海のことが記されていて、人間には計り知れないミステリアスな魅力に満ちています。自分で泥パックを楽しんだり、浮遊体験をしたりと思い思いに楽しめます。


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アンマン
Amman
新と古が融合した
時代のコントラストが強い街。

ヨルダンの首都アンマンはダウンタウンを中心に7つの丘に住宅地が広がっています。アンマンの歴史は古く、9000年前の生活跡と見られる遺跡が発掘されています。丘のひとつ、ジャバル・アル・カラアの山頂からはアンマンが一望できるため昔から要塞とされてきました。ここにアンマン城があり、ローマ時代の神殿の柱や、それぞれの時代の建築物跡が残されていて、その遺跡は考古学博物館に並んでいます。アンマン城の麓にはローマ劇場があり、ローマ時代には両方をつなぐ階段があったとか。かたや高級住宅街やホテルが並び、ショッピングモールやオフィスビルなどの高層ビルが建築中のエリアもあり、発展を続けるアンマンの別の顔も見ることができます。


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ワデュラム
WadiRum
荒々しい岩山が赤い土と流砂から
そびえる美しい月の谷

ヨルダン南部の砂漠ワディラムは、「アラビアのロレンス」の映画の舞台。巨大なごつごつした岩と砂漠が織り成すワイルドな自然が魅惑的です。道中には砂漠にラクダがいたり、ベドウィン族のテントがあったりとムード満点。砂漠の中なので観光は4WDを利用。このあたりの地形を知り尽くしたドライバーは、通常白装束に赤い布を頭に巻いたベドウィン族の男です。砂漠を周遊すると、「ロレンスの泉」があったり、大きな岩山の麓に居心地のいいキャンプ場があったり。「キャプテンズキャンプ」では屋外のスペースでビュッフェのランチを楽しみます。アラビアンムードのある敷物やクッションの上に座り、岩山の日陰の涼しいオープンスペースでのランチは楽しいひとときです。


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アカバ
Aqaba
紅海の人気のリゾート地

アカバはヨルダン唯一の外海(アカバ湾)に接する都市で冬でも20℃を下らない温暖な気候のため、ヨルダン人だけでなく国際的にも人気のリゾート地となっています。町には高級から安宿まで多くのホテルがあり休日には観光客であふれ、またサンゴ礁が美しいアカバ湾は紅海につながっているためダイバーにも人気があります。 アカバは歴史的にも古く5500年以上前の遺跡も残っていたり、旧約聖書にもでてくる歴史的にも古い町である一方、アラビアのロレンスのアカバ攻略戦の舞台となった地としても知られています。また近年では巨大ショッピングモールや大型ホテルが建築中で、アジアとヨーロッパを結ぶ海上貿易の拠点として免税の町にもなっていて、発展中の活気と他の都市とは違った開放的な雰囲気を味わうことができます。


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ジェラシ遺跡
Jerash
アラブ・オリエンタル文化と、
ギリシャ・ローマが交り合う都市

アンマンから車で1時間弱、ジェラシは約2000年前に作られたローマ都市で、今も当時と大きく変わらない姿を見ることができます。ジェラシを皮切りにペトラやアカバを征服したローマは交易で多くの利益を得、その富で劇場や神殿などをつくりました。遺跡に到着してまず目に入るのは凱旋門、競馬場、奥に進むとメインゲートの南門、広場、劇場などが現れます。広場は円形が多いのですが、ジェラシは珍しい卵型になっています。列柱通りには商店の跡も見ることができます。遺跡の中で最も目立つアルテミス神殿の12本の柱には美しい装飾が残っていて当時の繁栄が伺えます。遺跡のすぐそばには現在の家々が立ち並び、現在と2000年前の対比も楽しいです。